エリアトラウトで釣果アップに役立つ方法の一つに、「ミノーやクランクについているリングの数を増やす」という方法があります。
リング連結でバラシが減る理由は、リングを増やすことで大きいフックと同じような役割をするだけでなく、つなぎ目が長くなることでフックの可動域も広がりバレにくくなるためです。
数釣りか大物狙いかによってリングを何個取り付けるのがベストなのか異なってきますが最初は3連リングで試し、釣果やバラした数などのデータを少しずつ取り、どのミノー・クランクを何連リングにすればバラシを最小限に抑え、釣果を最大にできるか研究してみると釣りがより面白くなると思います。
ただ基本的には大物や色物狙いなら5連~6連リングを使用し、数釣り狙いなら2連リングがベストであるという実験結果もあります。またイワナやブラウントラウトなどの色物は、その独特な食いつき方のためリング数が多い方がフッキングしやすく、小さいサイズの魚でも5~6連リングが通用します。
リングを増やすこの方法の注意点は、エリアで大物とレギュラーサイズが別々の池に分けて放流されている場合に特に有効ですが、サイズ関係なしに混ぜて放流されているエリアでは効果が薄いという点です。例えば6連リングを使用していて20センチ前後のトラウトが食らいついてもフッキングせずに抜けてしまう可能性が高くなります。同様に2連リングに大物(50㎝以上)が来てもすっぽ抜けすることが多くなります。
バラシを減らすための方法としてこのリング数を増やす方法は効果的な方法の一つですので一度試してみてはいかがでしょうか。