↑の画像、犯人はカワウです。
養殖魚や放流されている魚の被害があまりにひどく、水産関係の業者がみんな嫌っている存在の鳥の一種です。カワウはエサのあるポイントを見つけると集団で飛来してきて、一度に数十キロ単位の魚が食べられていなくなります。その集団が週に何度も飛来してくるため、池の魚が全部いなくなってしまうのです。カワウはその場で食べるというより、お腹に溜めてどこかで吐きだし、ゆっくり食べるのだと考えられます。
カワウによる被害は年々増え続けており、カワウの被害を防ぐために様々な対策が取られていますが、どれだけカワウを寄せ付けない対策を取っても、根本となる絶対数を減らさなければまた他の地域が被害に合うだけで意味が無く、猟銃による捕獲が最も効果的だと言われています。しかし近年ハンターの減少や高齢化により駆除を行う人が少なくなってきています。また狩猟期間が決まっているため、狩猟期間以外に被害防止のために捕獲する場合は特別な届出が必要です。
カワウは放流魚や養殖魚を大量に食べるだけでなく、カワウの糞による被害や漁道具の破損などの被害も引き起こします。カワウによる被害金額は年間で100億円に上ると言われています。カワウの被害は想像以上に甚大で、このカワウ問題は養殖業者や漁業関係者にとっては死活問題になっています。
個人的には捕獲してはいけない期間はカワウによる魚の損失を国が少しでも保証してくれたり、捕獲するための許可やその手続きをもっと簡単にできるようになれば被害は少しでも抑えられるのではないかと思います。
今回はカワウの被害について書きました。何かいいアイデアがありましたら教えてください。