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中東の軍事衝突により、チリのギンザケは日本に流れてくるのか?

最近、中東情勢が不安定になり、
「チリのギンザケが中東側に売れなくなって、日本に大量に入ってくるのではないか」
という可能性について。

もしそうなれば、サーモン価格が値崩れするかもしれませんが、実際はどうなのか?

 

チリのギンザケの主な輸出先
・日本
・アメリカ
・ブラジル
・中国
・ロシア

日本は昔から大きな市場となっており、日本向けが多い魚です。

 

中東向けはどれくらいある?
実はチリのサーモンの中東向け割合は
2~5%程度 と言われています。
主な輸出先は
・ドバイ
・サウジアラビア
・イスラエル
・カタール
などです。

でもこれは、
「アトランティックサーモン」
「トラウト(ニジマス)」
「ギンザケ」
をすべて含んだ数字です。
ギンザケ単体だと、割合はさらに小さくなります。

 

この軍事衝突で何が起きるか?
もしチリから中東への輸出が止まったとしても、世界全体から見ると、影響はそこまで大きくならない というように考えています。
理由は、中東はサーモン市場としてはまだ小さいからです。

それでも日本に流れる可能性は十分あります。
チリの輸出先が止まる→在庫が余る→売れる国に押し込む
という流れです。

この押し込み先になりやすいのが、日本です。
サーモンをよく消費し、冷凍物流が強く、商社が動きやすいからです。
このため、多少安い輸入が増えるという可能性はあります。

 

本当に怖いのは別の問題です。
戦争→原油高 これはほぼ確実です。
原油が上がれば、飼料代、電気代、燃料代、輸送代、ありとあらゆる物価を底上げします。
それに伴い当然、魚代も上がります。
管理釣り場は仕入、維持管理費が上がります。

「遠い国の出来事だから日本にはあまり関係ない、自分には関係ない」そう思う人も多いかもしれませんが、それは違います。
中東は世界でも有数の産油地帯です。
そのため、中東で戦争が起きると原油価格は大きく動きます。
戦争、原油、物流、魚の価格、それぞれ単体でみれば関係ないように見えるかもしれませんが、すべてつながっています。

はるか遠い国で起きた出来事が、数か月後には、スーパーの魚の値段、釣り場の放流魚価格にまで影響することがあります。
現実はもっと複雑で、何がきっかけで、どんな変化が起きるのかを予測するのはかなり難しいです。
気候変動、国際情勢、政府の政策、国民の価値観の変化など。
さまざまな要因が絡み合って、思いもしない形で市場や社会が動いていきます。

 

少し話がそれましたがまとめると
中東情勢の悪化によって、チリのギンザケがだぶついて日本に流れてくる可能性はゼロではないが、サーモンの中東市場はまだ小さいため、影響は限定的(かもしれない)。
ですが、原油高や物流の影響で、飼料価格をはじめ、あらゆる物価が上がる(飼料・魚も)。
これからまた値上げラッシュが始まります。