
お客様のよくある言葉です。
昨日はこのスプーンで釣れたのに
あそこの釣り場ではこのミノーが反応良かったのに
SNSではめっちゃ釣れるって書いてあったのに
前回来たときはもっと簡単に釣れたのに
釣り場のスタッフが変わったら、なんか釣れなくなった
前にもブログで書いたことありますが、魚はロボットじゃありません。
毎日同じ動きもしないし、同じ反応もしないです。
生き物だから。
気分もあれば、体調もある。
魚は昨日の再生データを読み込んで、同じ行動を繰り返すコンピュータではありません。
水温、酸素量、人の影、鳥の影、気圧、音、濁り具合など、様々な要因が絡み合って、目の前の一尾の行動が決まります。
ここの釣り場で、このルアーで、こうやって巻けば、絶対に何センチ以上の魚が釣れる、絶対何尾以上釣れる、なんてこと有るわけがありません。
もし、そんな魚がいるなら、それはきっとロボット、機械と同じです。
そんなロボット魚が釣れる釣り場が、もし仮にあったとして、楽しいですか?
釣りをしているなかで、刻一刻と状況は変化していきます。
毎回釣り場に行くたび、前回とは魚の反応が違う。だから面白い。
さっきまで爆釣だったのに、5分後には完全沈黙することもあります。
変化がある、それが普通です。
「魚影はめちゃめちゃ濃いのに釣れない」これも当たり前です。
いるけど食わない。食わない理由を考えればいくらでもあります。
魚がいる=絶対釣れる とは思わないことです。
魚だから目の前に何かルアーを泳がせれば釣れる、というのは少し舐めすぎです。
毎日魚を嫌というほど見ていて、よく思う事があります。
・魚は想像以上に学習する
・想像以上に見ている
・想像以上に変化に敏感
ということです。
学習といっても、魚は人間のように考える(抽象的・言語的に思考する)ことはできません。
魚には、思考するという脳の構造がないからです。
魚の「考える」は、人間のそれとは別物です。
人間が言う「考える」は多くの場合、言葉で考える、未来を想像する、理屈を組み立てる、といったように「こうしたらどうなるか?」を頭の中でシミュレーションすることです。
魚は「昨日よりプレッシャーが高いから今日はルアーを見切ろう」みたいな、こんな言語的・論理的思考はしません。
では魚は、何も考えていないのか?というとそれも完全に間違いです。
よくある誤解として「魚は反射で動いてるだけ」というのがあります。
これは半分ウソです。確かに反射も多いですが、「同じルアーを避ける」「プレッシャーでレンジを変える」などは、単なる反射では説明できません。
釣られるという、魚にとって嫌な経験が、反射として反映されると考えるならば、反射と言えなくもないですが....
要するに何を言いたいのかというと、魚は人間が考えるような「思考」はしていないけど、経験から「感じて、覚えて、選んでいる」という状態です。
だからこそ
・日によって釣果が変わる
・人によって結果が180度違う
・同じ池でも簡単になったり難しくなったりする
という状況が起きるわけです。
こういった内容をわざわざ書かなくても、もうなんとなく知っている、という人もいると思いますが、改めてもう少し深く考えなおしてみてください。
釣果を魚や釣り場スタッフのせいにしても、釣れるようにはなりません。