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ほとんどの魚は色盲(しきもう)ではないが、夜は色盲になる!?ナイトゲーム攻略用ルアーも紹介!

(※このページは2021年3月17日に更新されました)

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色盲(しきもう)とは、一部の色を識別できないことを意味します。

かつて言われていた魚色盲説は、今では間違いであることはすでに多くの人が知っています。

そこで魚は夜の暗い状況でどう見えているのかについて調べてみました。

 

 

魚が見ることができる光の色の数は魚が住む環境よって異なる!

十分な光の届く場所に生息する魚は鮮やかな色になりがちです。

一方で深海魚の場合は、その生活環境は暗く、魚体の色は一般的に単色です。

また交尾の過程で、魚体の色が体内のホルモンによってより鮮明に変わる魚もいます。この変化の目的は異性を引き付けるためと言われています。

この現象は多くの魚が色盲ではないことを証明しています。

そもそも色の認識は、目の網膜と呼ばれる部分の上にある錐体細胞という視細胞の働きによるものです。

ほとんどの魚はこの錐体細胞を持っています。

人間の錐体細胞には主に3つのタイプがあり、それぞれ赤、黄、青です。驚くべきことに、一部の魚はこの錐体細胞のタイプが4つから5つあるため、人間よりもはるかに多くの色を見ることができます。

 

釣りでは色はどのような役割を果たすのか?

ワシントン州立大学で魚の遺伝学の研究をしているゲイリー・ソーガードという人物の研究では、「魚は本能的に特定の色の獲物を攻撃または捕食することはない」という研究結果を出しています。

当たり前のように聞こえる人もいるかもしれませんが、これはコンディションや釣り方によってはどんな色のルアーでも釣ることができると言い換えることもできます。

また、一部魚の種類によって色の見え方は異なりますが、一般的に魚に最もアピールできる色としては、透明な水では緑色(あるいはそれに近い色)が最もよく、濁った水では暖色(赤、黄色など)の方が優れているということもこの研究で判明しました。

 

魚は夜に色盲になる

これは夜釣りや管理釣り場ナイトゲームを楽しむ人の参考になる情報かもしれません。

完全に真っ暗な場所に生息する生物は視覚が退化しています。

目はついていても実際には全く見えていません。

このように完全な真っ暗闇の中で目が見える魚は存在しません。

目以外の体の感覚器官などを使って周囲の状況を把握し、目はあくまで補助的器官として使っているのです。

魚は月明りの下では錐体細胞は収縮し、棒細胞という視細胞は伸びて白黒がより鮮明に見えます。

したがって、月明りやナイトゲーム時のライトを使用した状況下の釣りにおいて、経験豊富なアングラーはあえて黒いルアーを使用して黒い輪郭をアピールします。

周りの釣り人が一生懸命明るいルアー探してを使っているところ、あなたはあえて黒いルアーを使ってください。あなたは釣り場で独り勝ちです!

 

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