トラウトのハーフ。異なる種類のトラウトを掛け合わせることでできる交配種を紹介します。
※交配種のトラウトは地方よっても呼び方が異なることがあります。
・ブラウン×カワマス=タイガートラウト
・イワナ×ヤマメ=カワサバ(スネークトラウト)
・ニジマス×ブラウン=信州サーモン
・ヤマメ×ブラウン=パールトラウト
・ブラウン×オショロコマ=アトラントラウト
・ドナルドソン×スチールヘッド=トラウトサーモン
・シロザケ×カラフトマス=サケマス
・ニジマス×カワマス=リバーサーモン
掛け合わせる前のトラウトたちの特徴
カワマス
サケ科の淡水魚。全長約50センチ。体は黄色みがかった褐色で、背部には虫食いのような斑紋があり、体側には鮮明な朱赤斑紋がある。胸鰭、腹鰭、尻鰭の前部軟条は白い。山間の渓流、湖に生息し、昆虫や小魚などエサとする。原産はカナダ、北アメリカ北部の東岸の河川で、日本には1901年に移殖された。
サケ科の魚。全長は河川型では大きくて60センチ内外、降湖や降海するものはさらに大きくなる。腹部は銀白色で、背面、背鰭、尾鰭などに黒色斑点がたくさんある。アラスカからカリフォルニア原産。北方域で降海するものは最大120センチにも達する。日本には1877年に移入され、他のサケ・マス類よりも高い水温に耐えることができる。多くの管理釣り場でメインターゲットになっている。
サケ科の淡水魚。全長は30センチ内外。サケ科の陸封型で、体形はサケに似て比較的細長い。全体が黄褐色で、体側には淡灰色と黄赤色の小さな斑点がたくさんある。関東、中部、関西の夏でも水温が摂氏15度以下の冷たい渓流に生息し、昆虫や小魚などを捕食する。
ヤマメ
サクラマスの陸封型。全長約25センチ。体は淡褐色で、体側には暗色の楕円の斑紋があり、成長しても消えない。北海道、本州、九州などの冷水域に生息し、昆虫や小魚などを捕食する。秋には河川の上流で産卵する。
ブラウン
ヨーロッパ原産。名前の通り体色は茶色で、全体に黒い斑点がたくさんある。物陰にひそみ、神経質で警戒心も強く、悪食で魚食性が強い。2キロ以上になるブラウントラウトは、モンスターブラウンと呼ばれる。
サケ科の魚で、全長60センチに達する。体上方は淡青色、下方は銀白色で、背部、尾鰭にたくさん黒点がある。オスは生殖時期になると背中がふくれて曲がるので、セッパリマスとも呼ばれる。北海道東部や樺太周辺に生息する。
ギンザケ
全長75センチほどになる。背面は藍色、体側は銀白色で、小さな黒点はたくさんある。川にのぼって産卵し、産卵時は腹面が淡桃色になる。太平洋に広く分布する。ギンマスとも呼ばれる。